tamatea紀行

トルコ留学中の日本人大学生が綴ります。

トルコ版ビザ!?Ikamet(イカメット)の取得方法!〜留学ver.〜

今回は先日無事取得することのできた滞在許可証について、今後トルコ留学に行かれる方に少しでも参考にしていただけるものをと思い、また備忘録も兼ねて記そうと思います。

 

まずこのikamet(イカメット)とは何かと言いますと、

 

先に述べたように滞在許可証のことを指します。

 

私のように留学もしくは就労が目的で滞在したい場合、

もしくはどんな目的であれ90日間以上トルコに滞在したい場合、

この滞在許可証の取得が必須になります。

 

逆に言えば、日本国籍を持っていれば、

留学もしくは就労目的外での90日未満の滞在にはビザや滞在許可証は一切必要ありません!

 

ちなみに先ほど改めて調べていたところ、

私のこの留学のケースの場合、

どうやらトルコに来る前に一時的なビザを取得し、その上でこちらで滞在許可証を取得する必要があったみたいですが、

 

私はこちらに来る前は一切何もしませんでした。(大学の先生にやる必要ないと言われていたので)(制度などは随時変わる可能性がありますので最新の情報は外務省などで確認してください)

 

そして忘れもしません、

今年9月にトルコに入国したとき

空港の入国審査で

「入国の目的はなんだ?」「いつまで滞在する予定なんだ?」

などと聞かれるのを覚悟していたのですが、

 

なんと一切聞かれず、

 

その代わりに

「ナガトモはどこのサッカーチームだっけ?」

という質問をされ、入国審査官とただの雑談をして終わったのでした。(笑)

 

笑顔で「ガラタサライ!」と質問に応対し、

するっと入国しちゃいました。

 

ということでトルコに入国するまでは何も難しい手続きをすることがなく、

各国への留学を控えていた大学の同期たちがひたすらビザの取得に苦労している姿を見ながら、「あれ、本当になんもしなくていいんだっけ?」なんて思っている次第でした。

 

しか〜し!
トルコに来てから取得手続きを開始したこのイカメットはなかなか面倒でございます、、!

 

まずイカメット取得の単純な手順としては、

①取得に必要な書類を用意する

②書類を学校に提出する

③学校側が留学生の書類を一括で移民局に提出する

イカメットが自分の住所に届く、または郵便局に取りに行く

 

になります。

(留学の場合の手順なので就労や個人の場合とはまた異なります)

 

順番に説明します。

 

①取得に必要な書類を用意する

この第一段階が最も厄介で面倒な部分になります。

というのも、用意するべき書類が多いんです。

以下が用意するべき書類一覧です。

 

(1)ネット上で記入した申込書のコピー

「e ikamet」とネットで検索をかけておそらく最初にヒットするページに行きますと、そこからイカメットの申込フォームを作成することができます。

このサイトがなかなか厄介でして、入力するべき情報が多量にあり、何ページにも渡っているのですが、次のページに移動しようとするとなぜかトップページまで戻ってしまい、またログインし直すという事態を何度も経験しました。

そんなに長い時間は経過していないにもかかわらずです。友人にも同じことが起こっていたみたいなので私のネット環境の問題でもなかったみたいです、、これに関しては粘って粘って入力し続けるのみです(汗)

 

(2)パスポートサイズの写真4枚

日本から持って行くのが一番簡単だと思いますが、私は足りなくなってしまったので街にある写真館みたいなところで撮影しました〜6枚で20リラ(約400円)でした

 

(3)パスポートのコピー

最初の顔写真があるページと入国日のスタンプが押されているページ2枚を用意する必要があります。

 

(4)健康保険証のコピー

この健康保険証ですが、たとえどんなに高額な日本の保険に入っていたとしても関係なく、とにかくトルコの保険会社で新たに保険を購入する必要があります。私もトルコに来る前に日本の保険に加入していたのですが、それに加えこのイカメット取得のためだけに新たに保険に加入しました。街にある保険会社に行き、「イカメットのための保険を購入したい」と伝えれば購入できるかと思います。ちなみに私はRAY SİGORTAという会社で150リラ(約3,000円)で購入しました。割と安いほうだと思いますので参考までに。(日本の保険の内容がしっかりしているので、安いものでいいと判断しました)

 

(5)収入報告書

大学からもらったテンプレートに現在の収入源などを記入しました

 

(6)税金支払いによるレシート

税務署に行って税番号というものを発行してもらい、その際に89リラ(約1800円)を支払う必要があります。この支払いで受け取るレシートを提出することになります。

 

(7)在学校での在学証明書

こちらは所属学校に用意してもらいましょう。

 

ということで以上が揃えるべき書類になります。ネットで作業を進めたり、保険会社を訪れたり税務署行ったりとなかなか時間もお金もかかるので余裕を持って進めるのが良いかと思います。ちなみに費用的にはざっと計算して259リラ(約5,200円)(写真代+保険代+税金番号発行代)かかったことになります。(あくまで私の例です)

トルコ、外国人に結構払わせるなあって思いましたね〜(笑)トルコへの投資代とポジティブに考えましょう(笑)

 

さてここからはもう簡単です。

以下はあくまで私が今所属している大学の例なので、学校によって手順が異なる可能性もあることをご了承ください。

 

②書類を学校に提出する

③学校側が留学生の書類を一括で移民局に提出する

 

①で揃えた書類を学校に期限までに提出し、それを学校が移民局に提出してくれます。

(個人で全てを行う場合、移民局に直接提出しに行ったり、移民局で面接をしなくてはならないといった情報もネットで見ました)

 

イカメットが自分の住所に届く、または郵便局に取りに行く

 

書類を提出し終わりましたら、あとは滞在許可証が無事に届くのを待つのみです!携帯の電話番号に「あなたの住所にイカメットを送りました」という連絡が届き、その数日後には届くでしょう。家に不在で直接受け取れない場合は郵便局などで保管されているので自分で取りに行くことになります。

 

 

ということで無事に届いた滞在許可証がこちら!

 

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イカメット(滞在許可証)

 

ただの紙切れだと思っていたので、ちゃんとしたかっこいいカードが届いてなんか嬉しかったです。(笑)

 

 

イカメットについてはネット上に情報がたくさん出ているかと思いますので、簡単にまとめようと思っていたのですが、非常に長くなってしまいました、、(汗)

ただ、留学している人の視点で書かれているものは少ないかなと思うので少しでも参考になれば幸いです。

 

※手順、必要な書類、費用などは2019年10月時点のものであり、今後変わる可能性があります。

 

参考文献:在トルコ日本国大使館のHP

 

この滞在許可証が届かずに滞在日数が90日を超えてしまうと、トルコに来てから購入したトルコのsimが自動的に機能しなくなるという事態が発生します、、実際に私の友人でそういう事態が起きてしまっているので、滞在許可証はできるだけ早めに手続きをしましょう。(私の友人の場合に至っては90日以上経っていないにも関わらず使えなくなってしまっています)まあしかし、こちらがいくら早めに準備して提出しても、トルコ側が一方的に送ってくれない場合も多々あるのでそれはもうどうにもできないのですがね、、

 

長々と書いてしまいました。。ではまた〜